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フラット35と公庫融資の比較

長期固定金利ローンの代表的な商品であるフラット35と、住宅金融公庫融資の比較です。



1. 融資の主体
公庫融資・フラット35とも共通
住宅ローンは、ご融資後に住宅金融公庫が買い取りますが、引き続き申込みいただいた金融機関を窓口として返済を行っていただくことになります。

2. 資金の使途
公庫融資の場合
本人または親族が住まいになる住宅の建設、新築住宅の購入、中古住宅の購入など
※ 住宅のリフォームの場合も公庫融資をご利用いただけます。

フラット35の場合
本人または親族が住まいになる住宅の建設、新築住宅の購入または中古住宅の購入。

3. 融資金利
公庫融資の場合
申込受付時に決定 。
※ 融資金利は住宅金融公庫で決定します。

フラット35の場合
融資時(資金の受取り時)に決定。
※ 融資金利は各金融機関で決定します。

4. 金利水準
公庫融資の場合
基準金利 全期間 3.60%
※ 2006年9月5日申込み受付分から適用。
※ 当初10年間と11年目以降35年目までの融資金利は同一になりました。
なお、融資金利は、住宅の規模等により異なる場合があります。

フラット35の場合
2.780%~
(2006年9月ご融資分)
※ 融資金利は、各金融機関により異なります。

5. 融資限度額
公庫融資の場合
地域・規模・構造等により融資限度額が異なります。

フラット35の場合
全国一律8,000万円。

6. 融資金額
公庫融資の場合
サラリーマンの方などで給与収入金額が
● 800(600)万円超の方:→建設費等の5割以内

● 800(600)万円以下の方:→建設費等の8割以内

※ ( )については、自営業者などの方の場合です。

※ 土地の取得費用は、建設費等に含められます。ただし、H15.4.1以降取得したもののほか、一定の条件に該当する場合に限ります。

フラット35の場合
建設費等の8割以内 。

※ 土地の取得費用は、建設費等に含められます。ただし、H16.4.1以降取得したものに限ります。

7. 敷地面積
公庫融資の場合
敷地の面積が原則100m²以上。

フラット35の場合
敷地の面積は問いません。

8. 住宅の規模

公庫融資の場合
● 一戸建て住宅等の場合:80m²以上(建売住宅購入融資の場合70m²以上)280m²以下
● 共同住宅(マンションなど)の場合: 50m²以上(都市居住再生融資の場合30m²以上)280m²以下 。

フラット35の場合
● 一戸建て住宅等の場合:70m²以上 。
● 共同住宅(マンションなど)の場合:30m²以上。
●住宅面積の上限はありません。

9. 返済期間
公庫融資の場合
10年~35年。中古住宅購入については、構造等により返済期間が異なります。

フラット35の場合
15年~35年。申込時の年齢が60歳以上の方の場合は、10年以上。

10. 保証人
公庫融資・フラット35とも共通
必要ありません。

11. 申込み時期
公庫融資・フラット35とも共通
1年を通じてお申込みが可能です。

11. 物件の検査
公庫融資の場合
新築住宅:地方公共団体または検査機関による設計・現場審査。

中古住宅:検査機関または公庫住宅調査技術者による物件調査。

フラット35の場合
新築住宅:検査機関による設計・現場検査。

中古住宅:検査機関または公庫住宅調査技術者による物件調査。

12. 物件の検査の手数料
公庫融資の場合
住宅建設、新築住宅購入の場合は不要。中古住宅購入の場合は手数料がかかります。

フラット35の場合
検査機関または公庫住宅調査技術者によって異なります。

※ 主要な検査機関の手数料:建設される地域・戸建て住宅かマンションかによっても異なりますが、市街地に建設される場合、おおむね2万円台~3万円台。

13. 火災保険
公庫融資の場合
公庫の特約火災保険または選択対象火災保険の付保が条件。

フラット35の場合
一般の火災保険の付保が条件。

14. 融資手数料
公庫融資の場合 
新築48,510円。中古は、36,380円。

フラット35の場合
取扱金融機関によって異なります。
※ 主要な金融機関の手数料:3万円台~5万円台。
手数料は31,500円~73,500円と幅広く、中には融資額に対して何%と言う場合も金利も各金融機関によって、いろいろなパターンがあります。よく検討する必要があります

15. 繰上返済手数料
公庫融資の場合
3,150円または5,250円 (全額繰上返済の場合は無料)

フラット35の場合
必要ありません。
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